CAST


イラストの登場キャラクターたち

 

1.クマネズミ

貨物に紛れて分布を拡大した世界が認める侵略的外来種.英語でシップ・ラットとも呼ばれ,船に密航し各地に広がった.木登りが得意で,地上・樹上を問わず生態系に影響を与えている.

 

2.イエネコ

人間により世界各地に持ち込まれ,野生化している.鳥類や小型哺乳類の捕食者として脅威になる一方で,愛玩対象や農耕地のネズミ防除の側面もあり,生態系からの排除には社会的合意形成が必要だ.

 

3.オオムカデ

小笠原諸島に米軍の物資と共にグアムから侵入した.生態系被害は特に確認されていないが,人間にとっての衛生害虫となっている.

 

4.オオヒキガエル

沖縄ではサトウキビ畑の害虫駆除のため,小笠原諸島ではオオムカデ駆除のために移入された.同様の理由で世界各国に移入されている.旺盛な食欲で地表の昆虫相に影響を与えると共に,分泌される強毒により捕食者が死ぬこともある.

 

5.ニホンイタチ

日本の本土部原産で,ネズミ駆除や毛皮目的で北海道や伊豆諸島,沖縄諸島,大東諸島などに国内移入されている.伊豆諸島では在来のトカゲや鳥類が激減した.

 

6.アフリカマイマイ

食用のため太平洋の島々に持ち込まれ,日本でも沖縄や小笠原で野生化している.農作物を含む植物への食害や在来カタツムリとの競合が問題となると共に,広東住血線虫を媒介する衛生害虫でもある.

 

7.カイウサギ

毛皮や食用,愛玩などのため,世界各地に移入されている.日本でも,渡島大島や七ツ島大島,沖ノ島など様々な島に移入されている.巣穴の掘削による土壌侵食や希少植物の食害,オオミズナギドリの繁殖妨害などが生じている.

 

8.アマサギ

日本では農耕地で見られる渡り鳥だが,ハワイやセイシェル,ロドリゲス島などには害虫駆除などのために人為的に移入されている.

 

9.ヤギ

中東原産のパサンを原種とする家畜.岩場や乾燥地など厳しい環境でも生活できるため,食用目的で世界各地の島に放された.強力な植食者であるため,森林の草地化や裸地化をもたらす一方,外来植物の繁茂を抑える機能もある.